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Player 1987年2月号 ジェイク Jake E.Lee特集記事

 Playerの1987年2月号を手に入れました。

Player19872

 ジェイクの特集記事が組まれているのですが、サウンド等のことで、へええ~と思うようなインタビュー記事でした。一部抜粋して(それでも、長くなりますが)、御紹介いたします。

まいどお馴染みだとは存じますが、インタビュアーはQ、ジェイクはJです。では…。

Jakeandozzy

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Q:まず、ステージに上がっている時は、どんなことを考えているのか教えてほしい。ギターの交換とか曲ごとに変わるように思える君の役割とか…。オープニング・ナンバーは”月に吠える”だけど、これってサウンド・チェック用なのかな?

J:そういうふうに考えたことはなかったけど、確かにそうだね。そこでモニターを調整するから。僕たちの場合、サウンド・チェックをする暇がないんだ。ステージをセットアップするのにものすごく時間がかかるからさ。もちろん、あらかじめステージに上がって、ペダル・ボードのエコーのリピート・スピードのチェックはするけどね。

Q:前にインタビューした時、今回のツアーのボード・テープはあまり聴かなかったって言ってたけど…。

J:前回のツアーではいつも聴いていたんだけど、今回のサウンド・マンはボード・テープ(ミキサー卓からライン録りしたカセット・テープ)を作っていないんだ。以前は全部のショーを聴いていたよ。

Q:ボード・テープで何がわかるの?

J:ちょっとしたこと。バンドをもっとタイトにした方がいい部分とか、誰かがやっていることが決まっていないとかね。だいたいは自分のまずいプレイだね。そういうのは自分の部屋で練習する。自分でまずいと思っていたことがまずくなかったり、自分ではなかなかだと思っていたプレイがひどいサウンドだったりすることもあるんだ。ボード・テープが僕にとって唯一のガイド。でも、あまりそれを押し通そうと思わなかった。今回のショーは規模がすごく大きくて、ステージのセット・アップだけでみんな大忙しだったから、休む暇くらいあげたいでしょ。だからサウンド・チェックもなしにしたんだ。

Q:自分のモニターには何を入れているの?

J:あまり全員の音を入れることはないよ。僕たちみんな別のモニター・ミックスを持っているんだ。僕の場合、オジー、僕、バス・ドラムとスネア。そのくらいだね。オジーのヴォーカルが聴こえれば、曲がどの辺りにきているのかわかるし、バス・ドラムとスネアが聴こえれば、ビートがわかる。ステージではとてつもなく大きな音でプレイするから、たくさん入れれば入れるほど、歪んでしまうんだ。だから僕の場合、モニターは出来るだけ最小限に抑えるようにしてる。

Q:サウンドが良くないと、やりたいこと、やるべきことが上手く出来ないことってある?

J:まずいサウンドだと上手くプレイできないよ。プレイ出来ないことはないんだけど、まずいプレイになってしまう。

Q:ツアーでえらくひどいサウンドになってしまうなんてことは?

J:いつもそうだよ(笑)。いいサウンドが出ることより、そっちの方が多いね。

Q:どうしていいサウンドが出ないのかな?

J:スタジオで使ってるみたいな50Wのアンプを使いたいんんだけど、ステージだともたないかもね。ダーティかつクリーンなアンプがほしいんだけど…。50Wじゃどうもイカしたクリーン・サウンドが出ないんだ。それで100Wを使わなきゃなんないわけ。マーシャルの古い100Wはノイズが多いから、ステージでは新しいものを使ってる。要するに、ステージではサウンド的に妥協している訳さ。

Manycouler

Q:アンプを2種類使ってA/Bスイッチの操作でクリーン、ダーティを使い分けたら?

J:そうすると複雑になるでしょ。どっちかを選ぶってことになると、こんがらがってくるんだ。

Q:じゃあ、毎晩妥協しながらステージに上がっているわけだね。それなのにいいサウンドが出ることもあるっていうのはどうしてかな?

J:会場の音響特性のせいじゃないかな。いいサウンドが出る時ってほとんどの場合、ステージでアンプが熱くなった時なんだ。アンプって、動かして熱くなった時の方がいいサウンドが出るんじゃないかっていつも思うよ。寒い夜なんか、アンプがなかなか暖まらず、ちょっと薄いサウンドになりがち。

Q:屋内アリーナなのにどうしてそんなに寒暖の差があるのかな?

J:サポート・バンドのイクイップメントを運び出すために、バックドアが開けっぱなしになってることがあるからさ。バックドアの位置にもよるけど。ステージの真後ろだったりすると、冷たい風が吹き込んでくる。ステージの横だと風は入ってこないよ。

Q:そんなちょっとしたことで大きな差が出るんだね。

J:ギターのチューニングにも影響するんだよ。熱いステージから、ライトの当たらないアンプの所まで移動すると狂っちゃうことがある。バックドアの位置によって、その温度差も大きくなる。

Q:仮にバックドアが開いていて、アンプが暖まらに場合、どうやって調整するの?

J:普通はアンプのトーン・コントロールを使ってプレイする。少し余計にプレゼンスを出すようにするよ。トレブルはなし、ベースは7くらい、ミッド・レンジは8くらい。

Q:トレブル・コントロールは使わないの?

J:ほとんどの場合”0”にセットしてある。ワイアレスだとどうしても音が薄くなった感じがする。ワイアレスを使うと6K~10Kあたりが若干ブーストされる。それを補整するためにアンプのトレブルは使わないんだ。

Q:オーディエンスによく聴こえるようにするにはトレブルが必要だと思うけど?

J:とにかくトレブルはよく出るからいいんだよね。

Q:そう言えば、キーボード・プレイヤーがいるよね。

J:いるよ。モニターのそばに。すべての曲でプレイしている。

Q:「罪と罰」のすべての曲でプレイしていたっけ?

J:レコードで起用したのとは別人さ。レコードではすべての曲にキーボードがちょこちょこっと入っているけど、曲を通して入っているわけじゃない。

Q:エアロスミスが同じ形をとってる。彼らにもキーボード・プレイヤーがいて、必ずプレイしているけど、ステージでは姿を見せないんだ。

J:僕には理由はわからないよ。ほとんどシャロンのアイデアなんだ。ステージが見たところバランスがとれるようにしたいらしんだ。真ん中にオジーとドラム、その両側にベースとギターっていうの。それにキーボードが加わってしまうとデコボコになっちゃうでしょ。シャロンは視覚的に左右対称のステージが希望らしいんだ。

Q:ソロをプレイする時、コードをやってもらうっていう面で、キーボード・プレイヤーは助けになる?

J:なるよ。どの曲でもずっとプレイしててくれるから。たいていギターがプレイすることをリズムでプレイしてくれるんだ。スピーカーからはそれがどのくらい流れているかわかんないけど。ヘヴィ・メタルは基本的にはギター・プレイヤーの領域だからね。ロードに連れていくのはジョン・シンクレアだよ。ユーライア・ヒープでやっていた人さ。

Q:オープニングは”月に吠える”だけど、あのアルバムからの曲はこれだけだったね。どうして?

J:前回のツアーでも、あのレコードからの曲はあまりやってないんだ。オジーに問題があって、あのレコードの曲はあまりたくさん歌えないんだよ。”反逆のロックンロール”はプレイしたかったけどね。

Q:それ、最後のアンコールになるんじゃないかと期待していたのに。あのレコードにはそれほど満足していないってことなのかな?

J:オジーは気に入ってるんだけど、フレーズの中にはスタジオで一行ごとに歌って入れたっていうのがあるんだ。曲の大半がスタジオで作ったものだしね。それをライヴでやると息切れするらしいんだ。ライブでやる場合どうなるかってことを考えずに、いいサウンドにするってことだけで歌ってしまったんだよ。

Q:”反逆のロックンロール”にもそういう問題があったわけ?

J:うん。正直言って一音下げたにもかかわらず、まだちょっと彼には高すぎるらしい。

Q:コンサートの時、ブルー、ホワイト、パープルの3本のシャーべルを使ってたようだけど…。

J:3本とも違ったチューニングにしてあるんだ。ホワイトのは半音下げ。ブルーは1音下げ。”ネバー・ノウ・ホワイ”ではこれを使ってる。オジーにはちょっと難しくてね。オジーが歌いにくいって場合は、必ず一音下げてあるよ。

Q:スタジオでもそういうふうにしたの?

J:いや、しんぼうして最後まで歌いあげたよ。スタジオでは全曲半音チューニング・ダウンしてある。パープルのは”暗闇にどっきり!”だけで使ってる。基本的には半音下げてあるんだけど、5・6弦は1音下げてる。だからEはFに、AはB♭になってて、残りの弦のピッチはノーマル・チューニングより半音下げなわけ。こういうふうにしたのは、Aでプレイしようと思ったんだけど、オジーにはちょっと低すぎた。オジーに合ったキーをってことでBになったんだ。でも、僕の方はもう仕上げてあって、ボトム・ストリングがペダル・ノートだった。指使いを変えるよりもいいからっていうんだ、ただチェーン・アップすることにしたんだ。

47jake

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 ちょっと長くなってしまいましたが・・・。ではでは。

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コメント

どもども!!
 
これはまた!興味深い記事ですね
 
見た事ないです(^0^)
 
温度によってチューニングは狂いますね(笑)
 
経験あります・・・
 
前に元XJapanのTaiji(B)さんとイベントをさせていただいた事がありまして(XeXuにとって唯一の自慢)、超前座(当たり前)なんでセットした機材がずっと照明に当たっててチューニングが狂ってました(笑)
 
 

投稿: Masa | 2012年3月20日 (火) 02時09分

Masaさん、こんばんは。コメントありがとうございます。

>元XJapanのTaiji(B)さんとイベントを
>させていただいた事がありまして
>(XeXuにとって唯一の自慢)、超前座(
>当たり前)なんでセットした機材がずっと
>照明に当たっててチューニングが狂ってました

Masaさんのホームページを拝見したときに、Taijiさんの前座をされていた件を読みました!

Masaさんは謙遜されてますが、一緒のイベントなんて凄いですよ。

投稿: 管理人 | 2012年3月20日 (火) 22時15分

どもです
 
いえいえ、本当にたまたまなんですよ(笑)
 
でも凄かったっすよ!
 
Taijiさんらのリハには関係者以外立ち入り禁止なんで別室に居たんですが、聞こえるサウンドがCD流してる?って思うほど!!
 
当たり前ですが覗いてみると・・・ちゃんと演奏してました(笑)
 
プロは違いますね!!
 
100回やったら100回完璧に弾ける、これがプロですわ!!
 
赤っ恥かきました(笑)

投稿: Masa | 2012年3月20日 (火) 22時52分

Masaさん、こんばんは。コメント、ありがとうございます。

>100回やったら100回完璧に弾ける、
>これがプロですわ!!

Masaさんの仰る通りですよね。

すごく重みのある言葉です。
でも、素晴らしい経験されたんですね。すごいやhappy01

投稿: 管理人 | 2012年3月21日 (水) 23時09分

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