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書籍「20世紀 ギタリスト伝説」について   パート3 ジェイクについて

  書籍20世紀 ギタリスト伝説」について のパート3です。

  ジェイクがオジーのバンドをやめた後についてが、下記の記事です。

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リーがバッドランズ(ブラック・サバスで一時的にヴォーカルを務めレイ・ギランも参加した短命に終わったバンド)の結成に着手していた頃、オジーはもう一度新ギタリストを求めて召集をかけた。この頃になると次第にオジーと組むことは、一流のギタリストとして認められることを意味し、またプロのギタリストとして手っ取り早い名声とある程度の富と成功とが保証されることという認識がほぼ定着するようになっていた。それは言うなれば、その年最大の注目映画で準主役を張るようなものであり、だからこそ、何百人というギタリスト達が、オジーの元に自分のデモテープを送り、彼からの電話がかかってくることをひたすら祈ったのである。

こうした中からオジーの頭をタテに振らせたのは、ニュージャージー出身の19歳、ザック・ワイルドであった。根っからのハードコアーなブラック・サバス・ファンであるワイルドは、元々、オジーのレパートリーにはかなり詳しかった。彼はまたオジーと共に、オジー同様、騒々しくハチャメチャなお楽しみが好きで、オジーはそこを見込んだのである。ワイルドをラインナップに加えたオジーは1988年に『ノー・レスト・フォー・ザ・ウィックド』をレコーディングするが、このアルバムは、さらにオジーのダークなメタルのツールの奥深くへ分け入るような作品になった。ワイルドはフラッシーなプレイも十分こなせる力を持っているが、曲はかつてのジェイク・E・リーの頃よりもさらに葬送歌のような要素が強くなり、トニー・アイオミのスタイルを彷彿させるような感があった。

オジーは世界中でスタジアム・コンサートをソールド・アウトし続け、満を持して1991年にそのソロ・キャリアの中で最も強力かつ最も人気を博したアルバムとなる『ノー・モア・ティアーズ』をリリースする。このアルバムには、ラジオでのヒットとなった"Mama, I'm Coming Home"が収録されている。

『ノー・モア・ティアーズ』ツアーを終えた後、オジーはツアーから引退すること、今後はレコーディングも行わないかもしれない、という声明を発表する。これはワイルドにとっては職を失うということを意味していた。しかしながら彼はオジーと活動を共にしたことで、音楽市場においてそれなりに価値のある商品となっており、彼はソロで、ゲフィン・レコードと契約を取り付ける。ワイルドはニュージャージー出身でありながら、どこか南部のレッドネック(訳注:南部の無教養で貧乏は白人労働者達の総称。肉体労働で陽に焼けた赤銅色の首が原義)のイメージがあった。彼が結成したプライド&グローリーは、専らレイなーど・スキナードやアウトローズ、ブラックフットといったサザン・ロック・バンドの影響を感じさせるへヴィ・ロックをプレイしていた。

ワイルドはまた、このバンドでリード・ヴォーカルも務めたが、それはある程度の成功を収めている自尊心のあるメタル・ギタリストであればまず挑戦しないことであった。だが、彼は非常に良い声を持っており、それが彼のメタル志向と相まって、プライド・アンド・グローリーをハードなキックを備えた実に痛快なロックン・ロール・バンドに仕立てていたのである。

ザックがプライド・アンド・グローリーのデビュー・アルバムのレコーディングにいそしんでいる間に、オジーは引退宣言を撤回することを決めていた(この決断には殆ど誰も驚かなかった)。オジーはザックに新作のうち何曲かに参加してくれるよう要請し、実施ザックはプレイしたのだが、彼はすでに自分自身のバンドにすっかりのめり込んでいた。そこでオジーは、その時点で与えられた選択肢の中で最高の雇われギタリスト- スティーヴ・ヴァイ -に声をかけた。

このペアは相当な数の曲を録音したのだが、オジーのレコード会社は最終的にリリースを拒否する。確かに相当なミスマッチではあった:ヴァイはスピリチュアルなアーティストとしてつと知られているギタリストであり、その彼とオジーの悪い冗談のような悪魔崇拝とのパートナーシップはいかにも受け手を困惑させるものだった。というわけで、このプロジェクトを完成させるためにワイルドが呼び戻され、曲によってはヴァイのプレイしたギター・トラックを丸ごと差し替えるに至った。こうして完成したアルバム『OZZMOSIS』は1995年にリリースされ、オジーはその後、新ギタリストのジョー・ホルムとともにツアーに出た。

オジーは昔から常に、優秀なソングライターであると同時に傑出した才能を持ったギタリストを目ざとく見つけ、自分のパートナーにする傾向があった。選ばれたギタリスト達はほぞ例外なく、正しい時期に正しく選択されたギタリストであったことを証明しており(トーメとギルスは除くが)、彼らのオジーとの活動は、彼らのキャリアの中でも最高の頂点であることも決して少なくないのである。

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以上です。

スティーブ・ヴァイとの話は、以前(このブログではご紹介していないのですが)BURRN!のオジーへのインタビュー記事で読んだことがあったのですが、その記事ではオジーはスティーヴ・ヴァイのことを絶賛してました。ただ、インタビュー中、何度も「・・・でも、シャロンが・・・」というセリフが出ていたので、シャロンの反対でうまくいかなかったのかなっと思ってました。

でも、個人的には、このスティーヴ・ヴァイとのアルバムを聴いてみたかったです。

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音楽」カテゴリの記事

コメント

お疲れ様です~
あれ?途中からオジーの記事になってるw
ヴァイは彼単体で超個性的な存在だからシャロンはオジーが喰われると思ったんじゃないでしょうか…
ゲイリームーアもだけど1曲だけじゃなくて、バンドとして実現してたら伝説の共演になってたのに残念ですね(´×ω×`)

投稿: HASE | 2015年7月20日 (月) 07時22分

HASEさん、おはようございます(^O^)/ コメントを寄せていただきまして、ありがとうございます。暑いですねー。大阪はセミがうるさいくらいに鳴いてます。


ヴァイとの共演、見たかったです。でもある意味、両極の端に位置する二人なので、シャロンの介入が無くても、共演は無理だったかな?それとも、オジーがヴァイに感化されるとか。いやそれもちょっとないかな?

投稿: 管理人 | 2015年7月20日 (月) 08時28分

管理人さん、こんばんは。
Steve VaiとOzzyでは周囲の反対も多かった様ですね~

Billy Sheehanの紹介でDave Lee Roth BANDに加入した時契約金が凄いと言う事で有名でしたが、本当にかなり貰った様で…

Billyで言えば…

LONDNESSのヴォーカル二井原さんの話しによると、その頃、Billyとは近所だったらしくTALASの頃貧乏だったのに、DaveのBANDに加入した途端、真っ赤なシボレーコルベット
(タイプにもよるけど現在価格では1千万円~)
に乗っていた。とか…ε=(・д・`*)ハァ…

Daveの頃はSteveとBillyはとても仲が良かったけど、2人が受けたインタビューとか何かとDaveに後からチェックを入れられ2人揃って怒られたそうです。( ̄┳ ̄|||)・・・・・

Jakeのインタビューを色々整理しているのですが、ギターの説明とか読んでも私には解らないけど…

BADLANDSのアルバムの中でキーボードをプレイしている事に質問されて…

「(略)NYのレコードプラントスタジオにはジョン・レノンがイマジンでプレイしたピアノがあって、僕もソレで「ボール&チェイン」とかをテイクしたんだ。」

この説明は解った(*´∀`*)

自作もキーボードをプレイするのか?

との問いに…

「(笑)断言は出来ないけど、まずはそうしないだろうネ。(略) 2ndアルバムの傾向によっては多少キーボードの練習をしてパートを増やす事があるかも知れない。(略)」

26年後のアルバムではしっかりピアノをプレイしてますね。(´∀`*)


投稿: rei | 2015年7月26日 (日) 22時56分

昔からオジーは好きだが、
今月号のBのオジーのインタビューは本当にツマラナイですね。
これでは何の為の取材だか分かりませんよ。
もう何とかしてもらいたいですね。

投稿: オジー | 2015年7月27日 (月) 17時18分

オジーとスティーヴ・ヴァイは一緒にやるとあわないだろうと、当時から言われていましたよ。
これは90年代の話ですね。
伊藤さんによると曲作りを一緒にやるだけならまだしも、オジーのバンドにはスティーヴは、あわないと言っていましたよ。
結果的にはオズモシスではザックがギターを弾きましたが、そのザックもツアー前にはクビになっちゃいましたからね。
ツアーにはジョー・ホームズが参加しましたが、
この人は、余りにも存在感が地味でしたね。
96年のオジーの来日公演は武道館に2回観に行きましたけど、ザックが来日していれば、もっと楽しかったのにな、と思いましたよ。

投稿: オジー | 2015年7月27日 (月) 17時34分

スティーヴ・ヴァイとビリー・シーンが参加した
ディヴィッド・リー・ロスのアルバムは聴いた方がいいですよ。
特にイート・エム・アンド・スマイル。
輸入盤だったら、まだ買えると思いますけど。

投稿: オジー | 2015年7月27日 (月) 17時46分

Jake と Zakk もステージ上では存在感がありましたしね~。

魅せるパフォーマンスだったと思いますが、Joeは地味でしたか~(´ε`;)ウーン…

テクニックは素晴らしいと言われても何かが足りないと言う声もある様ですし…

現在は地道に作曲している。とネットで見ました。

Eat `em and Smile のLPを当時購入してジャケットサイズのDaveのカラフルメイクのアップのポスターを部屋に貼っていたら母に外され、また私が貼る。と言う繰り返しを続けていたら母に…

「(写りが) 心臓に悪い!」

と怒られたと言う思い出があります。(*´∀`*)

   

投稿: rei | 2015年7月27日 (月) 22時29分

reiさん、こんばんは。コメントいただきまして、ありがとうございます。


ジェイクのキーボードについてのインタビュー、教えていただきまして、ありがとうございます。


あと、コルベットの話も。すごいなあ・・・。


>Eat `em and Smile のLPを当時購入して
>ジャケットサイズのDaveのカラフルメイクの
>アップのポスターを部屋に貼っていたら
>母に外され、また私が貼る。と言う
>繰り返しを

というコメントを拝見し、さっそく、amazonにアルバムを見に行きましたら・・・・納得です。確かに、心臓にはよくないかも・・・・。特に、夜中には見たくないかもしれませんね。

youtubeに少し動画が上がってて(画像はよくないのですが)さっきまで見てたところです。

投稿: 管理人 | 2015年7月27日 (月) 23時09分

オジーさん、こんばんは。コメントをいただきまして、ありがとうございます。

今月号のBURRN!は面白い記事がないので購入してないです(本屋さんで立ち読みです)。今月号というか、最近のBURRN!は当たり障りのない感じの記事やビジュアル系バンド(日本の)の記事が多い気がして、面白味にかけているように感じます。


話は変わりますが、オジーさんに教えていただいて、アマゾンに「Eat `em and Smile 」を見に行きました。レビュー数も多くて、それにアルバムの評価も高いですね。中古なのですが、安く出品されていましたので、さっそく、購入しました。楽しみ~!!!

投稿: 管理人 | 2015年7月27日 (月) 23時13分

10月にラウドネスのマイク・ヴェセーラ時代のアルバムが再発されます。
特にソルジャー・オブ・ザ・フォーチュンは名盤。
このアルバムでの高崎晃のギタープレイは物凄い。
今思えばラウドネス脱退後のマイクが、その後、イングヴェイのバンドの加入するとは思ってもいませんでした。
マイク加入してからのイングヴェイのセヴンス・サインは名盤。

投稿: オジー | 2015年8月 2日 (日) 16時31分

オズフェスト2015のオジー・アンド・フレンズのメンバーが、まだ全員ではないんだろうけどわかってきましたね。
ザック・ワイルド、ギーザーバトラーなど。
おそらく曲によってバンドのメンバーが変わるんですよ。海外でやった時はそうでしたから。

それにしても邦楽バンドの顔ぶれは酷いですね。

投稿: オジー | 2015年8月 4日 (火) 16時44分

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